こんな面白いドローンも


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こんな面白いドローンも

ドローンの多様化

ドローンの多様化 もともと軍事目的で開発されたドローンですが、今ではその用途は多岐にわたり、大きさも機能もさまざまなものが作られるようになりました。通信システムや飛行システムが開発当初よりも劇的にコンパクトになったことや、カメラが高性能化したことによって驚くほど小さくて高機能なドローンも増えてきています。

鳥型ドローン

bionicbirdは、小鳥のような形状をもち、本物の鳥のように羽ばたいて飛行するドローンです。かなりクオリティが高く、地上から見ていると本物の鳥と思う人がほとんどでしょう。本体は約9gと非常に軽く、専用の卵型充電器で12分チャージすると8分間の飛行が可能です。操作にはアプリケーションを利用しており、発表以来注目を集めていたbionicbirdは、2015年からは販売されており、公式サイトはもちろん、Amazonなどでも購入することが可能です。また、アメリカ陸軍でも鳥形スパイ・ドローンとしてRobo-Raven(ロボ・カラス)の開発が行われており、その映像も公開されています。


昆虫型ドローン

昆虫型のドローンは、実はすでにかなりの種類が開発されています。一般に販売されているものから軍事偵察用のものまで、大きさも機能も実にさまざまです。驚くべきは、蚊の形状に作られたドローン。手のひらどころか、本物の蚊と見間違えそうな形状で指先に乗るサイズで、これだけの小さいドローンでありながら超小型のカメラとマイクも搭載されていいます。さらに、蚊が血をように口の先には小さな注射器がついていて、対象に気づかれないように近づいて血液を採取したり、薬品を投与することが可能になっています。つまりウイルステロを引き起こすことのできる、明らかに軍事用のドローンになのです。こうなると、おもしろいドローンというよりも、恐ろしさを感じてしまう人も多いでしょう。

水陸両用ドローン

水陸両用といっても、水に潜るわけではなく、水面に着陸してそこから撮影するというものがほとんどですが、空撮と水中撮影の両方ができるドローンとして注目を集めています。カメラも含めて機体に完全な防水を施すことで、着水しても撮影可能にしたもので、いくつもの種類があります。完全に水に潜る水中用ドローンとしては、アメリカ海軍のサメにそっくりのものが有名で、本物のように泳ぐため見ただけではドローンと気づかれることはないでしょう。個人で水中撮影をしたい人の場合は、水深100mまで潜って撮影可能な水中ドローンでも、15万円前後で購入することができます。これがあれば、トレジャーハンティングも夢ではないかもしれません。

衛星型ドローン

まだ試験段階ではありますが、太陽光をエネルギー源として、最大5年もの間上空で飛び続けることの出来るドローンもあります。もちろん個人で使用するものではなく、企業などが大気圏内における衛星として使用するものです。それほど大きくないものででも幅が50mを超える大きなものですが、それでも宇宙に人工衛星を打ちあげることに比べると、かなり手軽に飛ばすことができますし、現在人工衛星からの電波が届かない場所に電波が届けることができることを期待されています。