警察や消防も注目


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警察や消防も注目

災害現場にドローンを

災害現場にドローンを ドローンは今や、さまざまな分野で活躍しています。中でも注目すべきは、公的機関がドローンを次々と導入していることでしょう。たとえば、消防にもドローンは導入されており、山火事の消化などに活躍しています。山火事は、普通の家事のような放水では消火出来ないので、ヘリなどから薬剤を散布して消化するのが一般的です。しかし、山火事現場の上空は、煙で視界が悪い上、炎による上昇気流があるなど、飛行は決して安全とは言えません。もちろんドローンを飛ばすのも決して簡単ではないのですが、事故によって人命が失われる恐れがないだけでも有用だといえるでしょう。また、奈良県橿原市では、元警察官や元消防職員らがNPO法人を設立。すでにドローを待機させており、市からの要請によって災害現場を上空から撮影し、映像を市に提供します。災害現場の空撮映像は、災害の状況について把握したり、効率的な人命救助を行うには非常に有用なのです。

犯罪捜査にも

アメリカではすでに警察でもドローンが使われています。目的の場所などを監視するのに使ったり、危険な場所への偵察に使ったりと、人が行うのが難しい捜査がドローンには可能です。またパトロールにドローンを活用する国は多く、アメリカとメキシコの国境は現在ドローンによる監視が日常的に行われている状態です。現在は防犯での利用が中心になっていますが、今後はさらに犯罪捜査などにも利用されることが増えていくでしょう。日本でも、長野県警が交通事故の操作などにドローンを導入することを決め、自律飛行を行うドローンを独自開発するなど、ドローン活用の道を探っています。とはいえ、操縦な必要なドローンの場合は、オペレーターの育成が必要であり、現在はドローンをどんどん導入してもオペレーターの数が追い付いていないケースも少なくありません。


環境保護への活用

ドローンは環境保護の分野でも各国で活用されています。たとえば、オゾン層の状態や大気汚染の具合などを定期的にチェックするにも、ドローンを飛ばすのが便利です。また上空から砂漠化の状態や、動物の生息状況など、地球が健全な状態を維持しているかどうかを調査するのにも使われています。動物などは大きな友人ヘリが近づくよりもドローンのほうが警戒心が薄い場合もありますし、操縦さえできれば有人のヘリコプターなどを飛ばして調査を行うよりも手軽で費用も掛かりません。燃料も使わないのでそれ自体がエコでもあります。