ドローンの仕組み


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ドローンの仕組み

ドローンはどうして飛ぶの?

ドローンはどうして飛ぶの? ドローンとは、いわゆる無人飛行機の総称ですから、非常にその範囲は広くなってしまいます。ミサイルを積んで飛行するような軍事目的のドローンの場合は大きさも大きいですし、その飛行原理も通常の飛行機に近いようなシステムが取られています。また、飛行原理に関しては、当然ドローンのタイプによって違いもあり、グライダータイプのものあればヘリコプターのようなものもあり、中には鳥のように羽ばたくものもあります。

主流はクアッドコプター

とはいえ、現在最も民間市場で人気が高いのは、クアッドコプターと呼ばれるヘリコプターのプロペラが4カ所につけられたタイプのものです。大きさや、搭載している機能はさまざまですが、クアッドコプターのドローンはテレビなどでも取り上げられることが多く、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。クアッドコプターの魅力は、何といってもその操作性の良さにあります。プロペラが4個あるぶん、操縦が難しいのでは?と思うかもしれませんが、多くのものにはジャイロセンサーや加速度センサーなど、以前のラジコンヘリにはなかったようなセンサーが搭載されているため、抜群の操作性を誇ります。


クアッドコプターの仕組み

クアッドコプターに限らず、ヘリコプタータイプのドローンの魅力は、その場で垂直に上昇したり下降したりすることができるということです。これは、いわゆる飛行機やグライダータイプのような滑走路を必要としないということになりますので、個人でドローンを飛ばす人には特に大切なポイントでしょう。その場からフワリと離陸できるドローンであれば、比較的狭い場所でも飛行を楽しむことができるからです。また、空中で静止することができるのも、このタイプの特徴でしょう。

通信システム

プログラミングによって自動操縦を行うタイプでない限り、ドローンは地上からの操作によって飛ぶことになります。つまり、地上のコントローラーと無線でつながることによって操縦が可能になるのです。基本的には2.4GHz、または5 GHzの周波数の無線を使っていますが、これらの周波数は一般のWi-Fiでも使用されているため、今後のドローンの増加を見越して専用の周波数を割り当てることも総務省で検討されています。中にはBluetoothを使ったものもあり、この場合はコントローラーから離れる距離がWi-Fiに比べると短くはなりますが、それでも数十メートル対応しているものも多いのでよほど遠くに飛ばそうとするのでなければ問題ないでしょう。市販のドローンの中には、コントローラーとしてスマードフォンやタブレットを想定してものも多く、専用アプリをダウンロードして、本体とWi-FiやBluetoothで接続することで、飛ばすことができます。また、スカイコントローラーと呼ばれるモニター画面がついたコントローラーがセットになっているものも人気でこのタイプだと操縦がやりやすいだけでなく、スマートフォンやタブレットをコントローラーに装着して、まるで自分が飛んでいるかのような画像を見ながら操縦することも可能です。また、コントローラー側にWi-Fiの電波を増幅させて通信距離を伸ばすことができるものもあります。